現場で起きやすい課題
新規事業のシステムを開発する際、あれもこれもと機能を盛り込んだ結果、開発期間も費用も当初の見込みを大きく超えてしまう、という経験をした経営者は少なくありません。公開前に機能を詰め込みすぎて肝心の検証が後回しになってしまったという声もよく聞かれます。良かれと思って追加した機能ほど、後から振り返ると使われていなかった、ということも起こりがちです。
最初に整理すること
まず大切にしたいのは、サービスの核となる価値を一つに絞り、それ以外の機能は後回しにする判断をすることです。あると便利そうな機能ほど、実際には事業として成立するかどうかの検証には影響しないことが多くあります。機能を追加したくなったときに、それが本当に今必要かどうかを一度立ち止まって確認する習慣も欠かせません。開発担当者だけでなく経営層も交えて、機能追加の是非を定期的に見直す場を設けると作りすぎを防ぎやすくなります。
光の道具箱で広げる改善
利用者から寄せられる要望も、すべてに応えようとするのではなく、事業の核となる価値に沿うものかどうかで取捨選択することが大切です。機能を絞り込むことで開発期間も短縮でき、実際の利用者の反応を早く確認できます。「作らない」という判断を積極的に評価する姿勢を組織に根付かせることが、限られた予算と時間を事業の核心に集中させる鍵になります。



