Diary
自治体向け生成AI研修を、明日から試せる資料に作り直した

今日は、自治体職員向けの生成AI研修スライドを作っていた。以前に作った資料は、時間の経過とともに道具の名称や説明が古くなり、文字量も多くなっていた。そこで、内容を現在の状況に合わせ、初めて触る人でも流れを追いやすい35枚の資料へ改めた。
研修のゴールは、生成AIの名前や機能を覚えることではない。基本を知り、安全に使うための注意点を理解し、最後に自分で一度試して成果物を作ることだ。資料全体も、基本、できること、自治体業務での例、実習という順に並べ直し、一枚ごとの説明を短くした。
仕事に合う使い方を選べるよう、文章作成、要約、画像、翻訳、アイデア出し、仕組みづくりといった得意分野を整理した。便利さだけを伝えるのではなく、公開前に事実や表記を確認すること、元の資料と見比べることも、それぞれの場面に添えた。
生成AIへの指示は、背景、参照する情報、してほしい作業、守る条件、完成形の五つに分けた。誰に向けたものか、何を根拠にするか、何文字にするか、箇条書きにするかまで伝えると、仕事で使いやすいたたき台になる。曖昧な指示と具体的な指示を並べ、違いも直感的に分かるようにした。
実習では、公開済みのイベント案内だけを使い、住民向けの100字要約を作る。出力したら元の案内と見比べ、一度修正を頼み、近くの人と確認する。文章を作って終わりではなく、確認して直すところまでを一つの作業として体験できる構成にした。
安全面では、機密情報や個人情報を入力しないこと、出力をそのまま信じないこと、公開前に人が確認することを三つのルールにした。付録では、別の資料作成ソフトへ移す手間をなくし、住民向けのA4チラシを印刷用の文書や画像として直接作る例も加えた。未確認の内容を勝手に補わないことも条件にしている。
研修資料は、説明が詳しいほど使いやすいとは限らない。受講した人が職場へ戻り、公開情報を一つ選び、短い要約を一度作ってみる。そこまで迷わず進める資料の方が、最初の一歩につながる。今回は、伝える量を減らしながら、実際に動ける手順と安全な確認点を残すことを大切にした。