現場で起きやすい課題
こうしたやり取りは行き違いも起こりがちですが、クラウドでデータを共有すると連携が格段にスムーズになります。クラウド会計を使えば税理士が同じデータをリアルタイムで確認できるため、資料を送る手間が省け、質問や指摘のやり取りも速くなります。証憑もクラウドに保存して共有しておけば、税理士が必要なときに自分で参照でき、書類送付の依頼が往復する回数も減ります。郵送のタイムラグがなくなるだけでも、月次の確認スピードは体感として変わってきます。
最初に整理すること
連携をスムーズにするには、まず何をどのタイミングで共有するかを税理士とあらかじめ決めておくことが大切です。月次の締めをいつまでに行い、いつ確認してもらうか、決算に向けてどの資料をいつ用意するかといった段取りを共有しておくと双方が動きやすくなります。会計ソフトの権限設定を使えば、税理士に必要な範囲だけ閲覧してもらうことができ、情報管理の面でも安心です。日々の記帳を自社で行い、チェックと申告を税理士に任せるといった役割分担も明確にしておくとよいでしょう。不明点が出たときに誰にどう確認するかの連絡フローも決めておくと、やり取りが滞りにくくなります。
光の道具箱で広げる改善
データを共有できる体制が整うと、税理士からのアドバイスもタイムリーになり、単なる申告代行にとどまらないやり取りがしやすくなります。まずは今のやり取りのうち、紙やメールで往復している部分を洗い出し、クラウドで完結できるものから順に移していくとよいでしょう。小さな移行の積み重ねが、双方の負担を減らす近道になります。



