現場で起きやすい課題
見積書を提出した後、担当者の記憶やメールの受信箱だけを頼りにフォローしていると、繁忙期にはどうしても抜け漏れが生じます。他の案件対応に追われるうちに返答期限が過ぎ、気づけば競合に決まっていたという声もよく耳にします。しかも見積の件数が増えるほど、どれがまだ返事待ちで、どれがフォロー済みなのかを頭の中だけで管理するのは限界があります。担当者が退職や異動をした場合には、案件ごとの状況が丸ごと引き継がれず失われてしまうリスクさえあります。まずは、見積を出した案件を一覧で管理し、いつ・誰が・何をフォローするかを見える状態にすることから始めましょう。
最初に整理すること
次に取り組みたいのが、フォロー予定日を自動でリマインドする仕組みづくりです。見積提出日から数えて三営業日後に一次連絡、一週間後に状況確認といった社内ルールを決め、システム側にタイミングを覚えてもらうことで、担当者の記憶力に頼らない運用に変えられます。案件ごとの温度感や検討状況もあわせて記録しておくと、フォローの言葉選びにも一貫性が出てきますし、上司が同行すべき案件かどうかの判断もしやすくなります。件数が多い会社ほど、優先度をつけてフォローする順番を決めておくことも欠かせません。
光の道具箱で広げる改善
こうした仕組みが定着すると、追客の抜けが減るだけでなく、どの見積が停滞しているかを上司も一緒に把握できるようになり、チーム全体で受注率を底上げしやすくなります。担当者の負担も、記憶に頼る不安から解放されることで軽くなっていきますし、案件の引き継ぎも滞りなく行えるようになります。まずは今出している見積を一覧に書き出し、それぞれの次のフォロー予定日を決めるところから始めてみてください。抜け漏れを防ぐ仕組みは、記録を残す習慣から生まれます。



