現場で起きやすい課題
計画と実績の突き合わせが月次でしか行われないと、遅れに気づいた時点ではすでに納期が迫っており、挽回のための手を打ちにくくなってしまいます。まず取り組みたいのは、生産計画を工程や日次の単位まで細かく分解し、どの時点でどこまで進んでいるべきかという基準を明確にすることです。大まかな月間計画だけでは、途中経過のズレに気づきにくいため、この分解作業が最初の一歩になります。計画の精度を高めようとしすぎず、まずは日次で追える粒度に落とし込むことを優先すると進めやすくなります。
最初に整理すること
次の工夫は、現場での実績記録をタブレットなどでその場に入力し、計画データと突き合わせて差異を表示する仕組みを作ることです。遅れが一定以上になった工程を色分けするなど、確認しやすい形にしておけば、管理者は毎日短時間の確認だけで状況を把握できます。表計算ソフトで手作業で突き合わせていた時間も大きく削減されます。この仕組みが整うと、計画からのズレをその日のうちに把握でき、応援人員の配置や納期調整といった対応を早い段階で打てるようになります。
光の道具箱で広げる改善
月末になって慌てて挽回策を考えるのではなく、日々の小さな軌道修正で対応できるようになることが大きな効果です。導入の際は、対象を一つの生産ラインに絞って試し、差異の表示方法や確認の頻度が現場に合っているかを見極めたうえで、他のラインへ広げていくと定着しやすくなります。



