現場で起きやすい課題
現場の停滞やムダは、日々の作業に慣れてしまうとかえって気づきにくくなるものです。感覚的に忙しいと感じていても、実際にどの工程で時間がかかっているのかを数字で示せなければ、改善の優先順位もつけられません。関係者の間でどこが問題かの認識がずれたまま議論が進んでしまうことも少なくありません。まず最初の一歩としては、一つの工程やラインに絞り、作業開始から完了までの時間を数日間記録してみることから始めましょう。
最初に整理すること
記録が集まってきたら、工程ごとの所要時間や待ち時間をグラフにして並べてみます。特定の工程で待ち時間が長い、特定の担当者や時間帯で処理が滞るといった傾向が見えてくるはずです。継続的にデータを取れる仕組みにしておけば、改善策を実施した後の効果も同じ物差しで比較でき、次の打ち手を検討しやすくなります。対象工程を少しずつ広げていけば、工場全体のボトルネックも見えてきます。
光の道具箱で広げる改善
工程分析によってムダの所在が具体的な数字で示されると、現場の納得感を得ながら改善に取り組みやすくなります。まずは一つの工程だけで構わないので、実際にストップウォッチや簡単な記録表で数日測ってみることが、感覚論を脱する最も手早い一歩です。



