現場で起きやすい課題
お客様から納期を聞かれても、生産や在庫の担当に確認しないと即答できない、という悩みは製造業や卸売業の営業現場でよく聞かれます。在庫状況と生産計画がそれぞれ別の担当者や別のシステムで管理されていると、営業が納期を答えるために社内をあちこち問い合わせる必要があり、回答までに時間がかかってお客様を待たせてしまいます。競合他社がその場で回答している場合、この差は受注の可否にも影響しかねません。
最初に整理すること
まずは納期回答に必要な情報が、在庫と生産のどちらにどう存在しているのかを整理することから始めるとよいでしょう。在庫が足りている場合と、生産を待つ必要がある場合とで、確認すべき相手や情報が異なることが見えてきます。仕組みづくりの工夫としては、在庫状況と生産計画の情報を営業担当からも参照できる形にまとめ、商品ごとに出荷可能な時期の目安が分かるようにしておくことが効果的です。生産に余力がない場合や部材調達に時間がかかる場合の目安もあわせて示せるようにしておくと、より現実的な納期回答ができます。
光の道具箱で広げる改善
受注が入った際に生産計画へ即座に反映される仕組みにしておけば、後工程の調整もスムーズになります。急ぎの案件が入った場合に、既存の生産スケジュールへどう割り込ませるかの判断基準もあらかじめ決めておくと、現場での混乱を防げます。こうした連携が整うと、営業担当がその場で精度の高い納期回答をできるようになり、社内でも生産と営業の情報のずれによる混乱を減らせます。まずは自社の納期回答が滞っている場面を洗い出し、情報のどこにボトルネックがあるのかを特定することから始めてみましょう。



