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資金繰り表を毎月更新する習慣をつくる

「資金繰り表を作ってはみたものの、更新が滞って気づけば数か月前の数字のままになっている」という声は、経理担当者が兼務で多忙な企業でよく聞かれます。
業務別DX3分公開日 2026年7月4日更新日 2026年7月4日
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執筆・監修

著者
山口 真フレアーズ合同会社 代表社員
監修
フレアーズ合同会社DX支援・ソフトウェア開発チーム

現場で起きやすい課題

資金繰り表は作った時点では有効でも、入出金の予定が変わるたびに更新しなければ、実態とかけ離れた数字になってしまいます。まずは毎月決まった日に資金繰り表を見直す時間を、業務スケジュールの中に組み込むことから始めましょう。月初や月末など、入出金の状況が見えやすいタイミングを選ぶと、無理なく続けやすくなります。仕組みづくりの工夫としては、預金口座の入出金データを自動で取り込み、売掛金や買掛金の予定と組み合わせて資金繰り表に反映される流れをつくることです。手作業での転記が減れば、更新にかかる時間も短くなり、担当者の負担が軽くなります。

最初に整理すること

入金予定日や支払予定日をあらかじめ登録しておけば、数か月先までの資金の過不足も早めに把握できます。特に季節による変動が大きい業種では、繁忙期と閑散期の資金の動きを踏まえた見通しを持てるようになります。こうした更新習慣が定着すると、資金ショートの兆候に早く気づけるようになり、金融機関への相談も余裕を持って進められます。経営者自身が資金繰りの見通しを常に把握できる安心感も大きな効果です。更新の担当者を一人に固定してしまうと、その人が休んだ際に作業が止まってしまうため、更新手順を簡単なマニュアルにまとめ、複数人で対応できる体制にしておくことも運用を安定させる工夫の一つです。

光の道具箱で広げる改善

更新を続けるコツは、完璧な精度を求めすぎないことです。まずはおおよその見通しを毎月更新し続けることの方が、精緻だが更新が止まった表よりもずっと価値があります。数字の細かさよりも、更新頻度を保つことを優先する姿勢が、資金繰り管理を形骸化させないための現実的な選択になります。

この記事の要点

  • 更新日を業務スケジュールに組み込む
  • 入出金データを自動で取り込んでおく
  • 更新の担当を複数人で分担しておく

この記事のテーマを、自社ではどう進めるか

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