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設備故障の履歴を残して予防保全につなげる

設備が突然止まってしまい、対応に追われた経験がある方は多いのではないでしょうか。同じ故障を繰り返さない仕組みづくりを考えてみましょう。
業務別DX3分公開日 2026年7月4日更新日 2026年7月4日
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執筆・監修

著者
山口 真フレアーズ合同会社 代表社員
監修
フレアーズ合同会社DX支援・ソフトウェア開発チーム

現場で起きやすい課題

設備の故障対応は、その場しのぎで修理を終えてしまうと、同じ故障が繰り返されても気づきにくくなります。担当者の頭の中にしか記憶が残らないと、その担当者が異動した途端に過去の教訓が失われてしまいます。突発停止のたびに生産計画を組み直す負担も、決して小さくありません。修理業者への連絡や部品の緊急手配にも、想定外のコストがかかりがちです。まず最初の一歩としては、直近の故障記録を保守記録やメモから集め、どの設備でどのような故障がどれくらいの頻度で発生しているかを一覧に整理することから始めましょう。過去を振り返るだけでも、重点的に手当てすべき設備が見えてきます。

最初に整理すること

一覧化ができたら、今後の故障対応をその場でスマートフォンから記録できる仕組みに整えていきます。故障内容、対応時間、部品交換の有無などを記録しておくと、設備ごとの故障傾向がデータとして蓄積されていきます。傾向が見えてきた設備については、故障が起きる前に部品交換や点検を計画する予防保全へと切り替えていくことができます。交換部品の在庫計画も立てやすくなります。設備ごとの傾向を比較すれば、更新すべき老朽設備の優先順位も見えてきます。保守業者との情報共有にも、蓄積したデータをそのまま活用できます。

光の道具箱で広げる改善

故障履歴が蓄積され予防保全に移行できると、突発的な停止による生産計画の乱れを減らせます。修理費用や部品調達の計画も立てやすくなり、結果として設備全体の稼働率向上にもつながります。記録の目的は書類を増やすことではなく、判断材料を積み重ねることです。まずは自社にとって記録すべき項目を絞り込み、現場が無理なく続けられる粒度から始め、集計と振り返りを定期的な業務として組み込んでいくとよいでしょう。

この記事の要点

  • 故障記録の一覧化から着手する
  • 傾向が見えた設備から予防保全へ移行
  • 記録は無理のない粒度で継続する

この記事のテーマを、自社ではどう進めるか

AI共創開発支援やIT顧問で、無理のない進め方を確認できます。

課題の整理、社内担当者と進められる範囲、継続相談や追加支援が必要な範囲を切り分けます。

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