現場で起きやすい課題
既製の研修教材をそのまま使うと、自社の業務や社員のレベルに合わず、内容が浅く感じられたり逆に難しすぎたりすることがあります。カリキュラムを作る最初の一歩は、研修を通じて社員にどうなってほしいかというゴールを明確にすることです。「基本操作ができるようになる」のか「業務に組み込んで使いこなせるようになる」のか、目指す到達点によって必要な内容も時間配分も変わってきます。ゴールが曖昧なまま内容を組み立てると、盛り込みたい要素が増えすぎて焦点がぼやけてしまいます。
最初に整理すること
内容を構成する際は、基礎知識、実践演習、振り返りという流れを軸に、段階を踏んで理解を深められるようにするとよいでしょう。基礎知識では生成AIの仕組みや得意・不得意、注意点を押さえ、実践演習では自社の実務に近い題材を使って実際に手を動かしてもらいます。一度に多くを詰め込むより、短い時間で区切り、間隔をあけて複数回に分けて実施するほうが定着しやすい傾向があります。振り返りの回では、実際に使ってみた感想や困りごとを共有し、次回の内容に反映させると、カリキュラム自体が実情に合わせて磨かれていきます。
光の道具箱で広げる改善
カリキュラムは一度作って終わりにせず、実施のたびに参加者の反応や理解度を記録し、次回の改善に活かす前提で運用することが大切です。完璧な内容を最初から目指すよりも、小さく始めて実施を重ねながら調整していくほうが、結果として自社に合った実践的な研修に育っていきます。



