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介護・福祉現場でのAI活用

利用者対応に追われる中で介護記録の作成に時間を取られ、AIで負担を減らせないかと考える施設が増えています。
AI共創開発3分公開日 2026年7月4日更新日 2026年7月4日
介護・福祉現場でのAI活用のアイキャッチ

執筆・監修

著者
山口 真フレアーズ合同会社 代表社員
監修
フレアーズ合同会社DX支援・ソフトウェア開発チーム

現場で起きやすい課題

介護・福祉の現場では、日々の様子を記録するケース記録や申し送り、家族への連絡文書の作成に多くの時間が割かれています。人員配置に余裕がない中で、記録業務が職員の負担として重くのしかかっている実態は少なくありません。取り組みの入り口としては、簡潔なメモから読みやすい記録文章に整える文章生成の支援を活用し、職員が話し言葉で入力した内容をAIが整えるという役割分担から始めるのが取り組みやすい形です。介護の質そのものを判断させるのではなく、記録の言語化を助ける補助として位置づけることが基本になります。

最初に整理すること

実際の運用では、利用者の状態変化やヒヤリハットの共有文を、AIが下書きし職員が事実確認のうえ仕上げるという流れが現実的です。個人が特定される情報は最小限にとどめ、氏名を記号に置き換えるなどの工夫をしたうえで入力することが望まれます。また、家族への説明文書や職員向けのシフト調整案内など、繰り返し発生する定型文書のひな形をAIと一緒に整備しておくと、新人職員でも一定の質の文章を作成しやすくなります。現場の言葉遣いや施設の方針に合わない表現が出てくることもあるため、必ず経験のある職員が目を通す工程を残しておくことが大切です。

光の道具箱で広げる改善

介護現場でAIを定着させるには、記録の正確性を損なわない範囲で負担を減らすという優先順位を崩さないことが肝心です。導入後も、記録内容に誤りや違和感がないか定期的に振り返る機会を設け、入力ルールを少しずつ改善していくとよいでしょう。あわせて、AIが扱ってよい情報の範囲について職員間で認識をそろえておくことで、安心して使える環境が整います。まずは記録の下書き作成という限定的な場面から試し、現場の負担がどう変化するかを確かめながら広げていく進め方が適しています。

この記事の要点

  • 記録の言語化を助ける補助として活用
  • 個人情報の最小化を徹底
  • 経験者による確認工程を残す

この記事のテーマを、AI共創開発支援でどう進めるか

試作、設計レビュー、公開、保守まで一緒に確認できます。

AIで作る範囲、技術者が確認すべき範囲、公開後に保守する範囲を切り分けます。

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