投稿日:2019年7月14日
名古屋最大級のウェブ系勉強会イベント「Contents.nagoya 2019」に参加して
昨日は名古屋駅前でコワーキングスペース「ベースキャンプ」を営むApplepple(アップルップル)さんが主催の名古屋地域で最大級のウェブ系の勉強会イベント「Contents.nagoya 2019」が名古屋国際センタービルにて開催されましたので参加してきました。簡単にレビューを書いてみたいと思います。
Contents.nagoya
到着後まずは受付
寳さんのセッションを予約していたのですが、時間的な都合と聴きたいセッションのバランスをとって以下の3つのセッションを聴講することにしました。
- 寳 洋平さん/アセットがカギをにぎる、新しいネット広告の活かし方
- 上野 勝之さん/動画をサイトに活用!「ウェブ動画プロトタイピング」のすすめ
- 松尾 茂起さん/ウェブライダーの成功事例から考える、2019年からのSEOにおいて大切な思考
当日の予約状況を見える化するために配られたシートは以下の通り。予約完了しているセッションの箇所にシールを貼って管理しているようでした。
私が朝10時頃に到着した段階ではまだどのセッションも予約可能だったので選び放題でしたね。ありがたく2つセッションを追加させていただいて、有意義な時間を過ごすことに繋がりました。朝早く起きて、早く現地に到着した甲斐がありました。
受付の周囲では
受付の奥で Aichi WordPress Meetup
到着後受付を済ませたらその奥でAichi WordPress Meetup が開催されていたようで、前でスズキヒデノリさんがが話されていましたね。スズキさんは愛知のWordPressコミュニティでも共同オーガナイザーになっている方です。
企業ブースコーナー
ブースコーナーでは様々な企業さんが自社のプロダクトを出店されていました。
エックスサーバーのブースにて
普段からよく利用させていただいているエックスサーバーさんのブースもあったので、ご挨拶に伺ってお話させていただくうちに何とかCTO(最高技術責任者)の方とお名刺交換させていただくことができました。営業担当に何でもかんでも任せきりにするのではなくて、それなりのポジションの方でもイベントに足を運んでいるものなのですね。
エックスサーバービジネスというサービスがあったのですが、金額が結構高くて使い勝手が悪いと思っていたところ、その良さをリアルに対面でお聞きすることができて色々と利用用途や利用価値について理解できました。サービスにマッチするお客様がいらっしゃるようならぜひともオススメしてみたいものですね。
そして、ステッカーとボールペンなどのノベルティはゲットしてきました。ちょっぴり嬉しい。
メインセッション
寳 洋平さん/アセットがカギをにぎる、新しいネット広告の活かし方
寳さんは東京のウェブコンサルティングの会社「アユダンテ」所属のSEMコンサルタントです。狭義でのSEM(Search Engine Marketing)は、主にインターネット広告の運用などを行うことを指しています。寳さんも主にインターネット広告の運用を行っているようです。
アユダンテ株式会社
セッションの要約
セッションの内容を私なりに簡単に要約すると「これまではキーワード先行の広告運用のやり方が主流だったが、今後はアセットがより重要になる時代が来るだろう」ということをおっしゃられていました。アセットとは「企業が持つ顧客や商品など、企業活動で関わる全てのもの」を指しており、それらをいかにして活用していくかが重要だということです。
広告運用の在り方としても、単純にキーワード先行で出稿する「掛け捨て」で終わらせるのではなくて、企業のアセットを一緒になって開発したりだとか、広告をフックに何かできることを模索していけると有意義なのではないかということをおっしゃられていましたね。
私自身の意見としても単純に広告をアクセスを稼ぐために利用するというよりは、他の利用価値を見いだせたほうが有意義だと思えましたので、今後のインターネット広告活用の方向性として非常に参考になるセッションだったと感じました。
上野 勝之さん/動画をサイトに活用!「ウェブ動画プロトタイピング」のすすめ
上野さんはオープンソースのCMS「コンクリートファイブ」を開発しているコンクリートファイブジャパンに取締役として在籍をされています。
コンクリートファイブジャパン
セッションの要約
そんな上野さんは、過去にアメリカで動画制作について学ばれていたようです。動画制作についてのノウハウを凝集して、動画制作の制作フローについて「最初から最後までこうやってやったらいい」ということを完結にまとめて動画制作の世界感をウェブ制作者に伝えるためのセッションになっていたように感じました。私自身も動画制作の経験はまだまだ多くありませんので非常に勉強になりました。
その中でも、一つ印象に残ったことが、ウェブサイトの素材として利用する動画素材を500MB以内くらいの軽量なファイルとして書き出ししておいて、それらをウェブサイトの素材として利用してはどうかとオススメされていました。動画素材の背景を透過にしておくことで、そのまま動画をサイトに埋め込んで使う際に「動く画像」として利用できるということが大きな発見でした。ファイルサイズ的にも数MBではなく1MB以下に抑えて実際に制作されているサイトの事例をご紹介いただきました。
私自身も今後のサイト制作において、動く画像素材として動画が利用できる機会があれば、ぜひ取り入れてみたいと思います。
松尾 茂起さん/ウェブライダーの成功事例から考える、2019年からのSEOにおいて大切な思考
松尾さんのセッションについては色々と感じたことがあったので別の記事にまとめました。よろしければ読んでみてくださいね。
https://flares.jp/digimag/the-relationship-between-affection-heat-and-seo-inspiration-from-the-session-of-web-rider-matsuo/
まとめ
Contents.nagoya というイベントはウェブに関するイベントということで私たちの仕事と重なる部分が大いにあって、大変参考になる情報をたくさん仕入れることにつながりました。それでいて、一般の方の参加費は完全無料という素晴らしい枠組みで運営をされている Applepple さんの姿勢からは学べるものがたくさんありますね。
広告、動画、SEO は、どれも今どきのインターネットを活用するためにはなくてはならない技術領域なので、私たちのようなウェブを制作する立場にとっては非常参考になることばかりです。
三重に住んでいると第一線で活躍していて先端の技術を追いかけている方々とお話する機会などはほとんど持てませんので、こういった勉強会やイベントに今後も足を運んで、もっと業界の先っぽを走っている方々の意識に触れていきたいと感じています。今回の「Contents.nagoya 2019」に参加してみた結果として、たくさんの気付きを得られた一日となってとても満足です。