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フレアーズ合同会社は、IT技術、マーケティングに関する情報発信を積極的に行い クライアントや地域、業界の発展に貢献できればと願っています。

まったくの未経験からグロースハッカーを目指す方法

YAMAGUCHI Shin

ウェブエンジニアの募集を始めてみた結果、まったくの未経験とおっしゃられる方からの応募をいただいたのですが、まったくの未経験の状態では働くに働けない状態だと思うので、何かしら私なりに出来ることはないかと考えた結果、「グロースハッカー」になる方法をこちらに書いてみたいと思います。

あくまでも私の歩んで来た軌跡に過ぎないのですが、経験によってエンジニアのスキルの形というのは様々に変化するものだと思いますので一概に正解などはありません。私が三重県内の企業様の中で働く上で求められている技術を学んできた結果としての今の姿なので、ありのままを評価しながら見て頂ければと思います。

三重県四日市市のグロースハッカー  山口 真

グロースハッカーとは

「グロースハック」という言葉はまだまだ新しい言葉なのですが、一般的には「マーケティング課題の解決策を見出し、企業やサービスを成長させる立役者」としての役割を担う人間のことをグロースハッカーと呼ぶようです。「ハッカー」という言葉が付いているので悪いイメージを抱く方もいるかもしれませんが、ハッカーの意味合いを考えると「ITに関する高い技術力を持っている人」がもともとの意味なので本来は悪いイメージはありません。属い世間で言われているハッカーのイメージは「クラッカー(=壊す人)」と呼ばれる部類の人だと思います。

ハッカーに必要なスキルは高いITのスキル、すなわちエンジニアとしての素養が必要不可欠です。グロースハッカーは自分自身でITを駆使して解決策を見出すことができ、なおかつ自分自身でコードを書いて実装まで難なくこなすことができる想定です。また、マーケティング課題を解決する必要があるため当然ながらマーケティングに関する知識や手法、経験なども必要不可欠です。エンジニアリングとマーケティングアナリストの両方の素養を組み合わせて所有している人のことを私はグロースハッカーと呼んでいます。

グロースハッカーについては以下の記事が参考になりますので読んでみてください。

グロースハック【Growth Hack】

https://ferret-plus.com/1053

経営情報システムの理解

経営情報システムに関する資格

経営情報システムという領域においては、以下の3つの資格の取得を目指します。

1)ITパスポート

2)基本情報技術者

3)応用情報技術者

経営情報システムに関する学習内容

基本情報技術者は情報科の高校生レベル、応用情報技術者は情報工学科の大学生程度のレベルです。上記資格の内容は基本的にはどれも同じですが、基本情報技術者試験では択一式ですが、応用情報技術者試験では論述式になり、その上位の高度試験になると最終的には論文試験に到達する方式です。以下の領域から構成されています。

  1. 基礎理論
  2. コンピュータシステム
  3. 技術要素
  4. 開発技術
  5. プロジェクトマネジメント
  6. サービスマネジメント
  7. システム戦略
  8. 経営戦略
  9. 企業と法務

経営戦略と中小企業診断士

上記の中でも特に広げようがあるものが「経営戦略」の分野です。

この分野について集中的に学ぶためには「中小企業診断士」の資格を学ぶのが効率的ですね。

中小企業診断士の1次試験を分野別に分けると以下の分類になります。

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理( オペレーション・マネジメント )
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

上記の内、経営情報システムが情報処理技術者試験と重なる部分になるので、それ以外の分野の知識を満遍なく拡張しておくことは有意義だと思います。ただ、コードが書けないと仕事にならないので情報処理の資格で最低限の肌間をつかんだら実務経験を中心に経験を積み重ねつつ、少しずつ経営についての知識領域も広げていくような形でよいかと思います。

経営情報システムに関する資格の学習時間

ITパスポートで約3か月間。基本情報技術者で約1年間。応用情報技術者で約1年間です。

上記の学習時間はそれだけに常に集中するのではなく、日常生活の中で少しずつ無理なく学習時間を確保することを想定した場合です。

資格 累計学習時間
ITパスポート 6か月
基本情報技術者 1年6ヶ月(18ヶ月)
応用情報技術者 3年(36ヶ月)

情報処理技術者試験の内容はプログラマとして働いていると自然と身につく部分も割とあって、実務経験を積み重ねていくうちに合格しやすくなっていく可能性も高まると思います。なので、まずはITパスポートから基本情報技術者、応用情報技術者までの3つの試験を実務経験を積みながら学習を少しずつ進めて、約3年間で取得できれば十分かと思います。

経営情報システムを学習する意味(メリット)

上記の各資格を学ぶことによってシステムエンジニアやプログラマとして働く上での基礎を築くことができます。

ITに関する技術的な会話が成立する

例えばデータベースやネットワークといったITを構成する各要素技術について概要的に全体的に押さえることができるため、広く浅く何でも知っているという状況を作ることができます。すなわち、情報処理技術者試験を学ぶことによってシステムエンジニアとして当たり前に知っているべき用語を押さえることができるので、システムエンジニアとしての会話ができる最低条件が整うと言えるでしょう。

上記のスキルは必ずしもコードを書くときに活かされるとは限りませんが、お客様や同僚と技術的な話をするときには必ず役に立ちます。ITの基礎レベルは用語を押さえることが中心なので、各ITの専門用語を知っているか知っていないかということが非常に重要になるからです。

言葉を知っていなければ会話ができないので無駄に先輩の時間を奪うことにつながらないように、極力情報処理技術者試験の試験内容を学び、最低限知っているべき知識を頭に入れておいた方がシステムエンジニアのマナーとしては立派だと思います。

言葉を知っているので調査するときに検索が楽になる

もう一つのメリットとしては言葉を知っていることによってGoogle検索などで問題の解決方法の調査がスムーズになる可能性が高まります。言葉を知らないとどうやって検索して良いのかわからないため、行き当たりばったりの検索になりがちですが、用語をきちんと押さえておくことによって効率的な検索クエリを発想することができるようになります。

高度試験まで達すれば要素技術を繋いでアイデアを自由に生み出すことができる

最終的に目指すべきところは用語が知っているとかそういう低次元な話ではありません。資格の中で学んだ各要素技術を繋ぎ合わせて顧客の経営課題を解決するためのITソリューションを企画設計し、プロジェクトメンバーと一緒に開発を推進して、顧客のビジネスサクセスを実現できるところがゴールです。これらを実現するためには、試験分類的には、ITストラテジスト(戦略)、プロジェクトマネージャー(管理)、システムアーキテクト(開発技術)の3つの資格を押さえる必要があるように思います。特に人の限られている地方の中小企業においては満遍なくバランスよく学ぶことが重要かもしれませんね。

ウェブ制作・集客技術の理解

私の中での「ウェブデザイン」という用語は、ウェブを用いて集客を行うための技術の総称です。ここでは一般的なウェブデザイナーの領域を超えて、ウェブマーケターやアナリストの領域を含むことに注意をしてください。

ウェブ制作・集客に関する資格

ウェブ制作に関する資格

ウェブ制作に関する資格は以下の資格です。

  • ウェブデザイン技能士(1級、2級、3級)

ウェブデザイン技能士は3級の範囲ではHTML/CSSの範囲が主な領域ですが、2級に上がると多少のJavaScriptなど少し技術的な難易度が上がってきます。1級まで昇格すると複雑なPHPの処理などを読み解けるだけの実力が必要になるようです。

そういったコーディングやウェブプログラミングの領域に限らずに、ウェブを取り巻く歴史、色彩のマネジメントのこと、アクセシビリティやユニバーサルデザインなど、ウェブ制作にかかわる広範な範囲を求められるので技術だけ学んでいても合格することはできません。ウェブデザイナーとして当然知っているべきことを一つずつ押さえながら学びを深めていく必要があります。

ウェブ集客に関する資格

ウェブ集客に関する資格としては以下のものがあります。

  • Google広告認定資格
  • Googleアナリティクス個人認定資格

集客に関する資格は主に、インターネット広告とアクセス解析の2軸です。インターネット広告については検索連動型広告とディスプレイ広告、リターゲティング広告など様々な広告手法を押さえておく必要があります。アクセス解析については、GoogleAnalyticsの基本的な使い方や挙動が想定できる程度にきちんと押さえておく必要がありそうです。アクセス解析で数値を見て理解できるようになってくれば、自ずと対策が見えてくるものです。そういった対策をもとにSEOを行ったり、広告運用を行ったりといった手法を駆使してアクセス数を増やすための施策を打っていきます。

ウェブ制作・集客の学習内容

ウェブ制作・集客に関する学習内容は以下の通りです。

  1. HTML/CSS
  2. SASS/CSS設計
  3. Gulp/Webpackによる開発環境の構築
  4. JavaScript
  5. PHP
  6. WordPress
  7. インターネット広告
  8. SEOライティング
  9. アクセス解析
  10. 写真撮影
  11. 動画撮影/動画編集
  12. ソーシャルメディア活用

1から6までの6項目がウェブ制作に関する内容で、7から12までの6項目がウェブ集客に関する内容です。

ウェブ集客に関する資格の学習時間

私が想定している範囲では概ね下表のとおりです。

資格 累計学習時間
3級ウェブデザイン技能士 1年(12ヶ月)
2級ウェブデザイン技能士 3年(36ヶ月)
Googleアナリティクス個人認定資格 3ヶ月
Google広告認定資格 3ヶ月

ウェブデザイン技能士については実際の座学と合わせて実践経験がないと頭になかなか入っていきません。思っているよりも割とボリュームは多いです。

それと比べて、Googleアナリティクス個人認定資格とGoogle広告認定資格については、書籍を1~2冊読んで基礎を押さえたうえで、Googleが準備しているeラーニングを利用しつつ、本番で実践を積めば割かし簡単に取得することができます。

ウェブ制作・集客を学習する意味(メリット)

ウェブ制作の技術がないとウェブサイトが自由に作れない

予算が十分にあって外注費の捻出が容易な環境であれば問題になりませんが、多くの中小企業では広報費や宣伝広告費といった集客にかけられる予算は限られています。そのような状況では外注に出すことは難しいので当然ながら自分で解決できるスキルが必要になるわけです。自分で制作ができれば、ウェブを作ることによって営業を行ってくれる分身を増やしていくことができます。

ウェブ集客は営業と密接に関連している

ウェブ制作・集客を学習する意味は仕事をお客様から頂くという事業上絶対に避けては通れない営業という工程をサポートする技術という意味で外すことができないからです。ウェブ制作・集客の技術力を高めていくことによって、営業効率を徐々に上げていくことにつながり、自社の売り上げに貢献できます。

初心者から一端のグロースハッカーに至るまでのロードマップ

一端のグロースハッカーというのは私のことを指しています。お客様からお仕事をいただいて自分の力でクローズできる状態になるまでにかかる時間のことを指しています。それではプロセスを分解してみたので以下をご覧ください。

学習スケジュール

1年

経営情報システム ウェブ制作・集客
1ヶ月 ITパスポート
2ヶ月
3ヶ月
4ヶ月
5ヶ月
6ヶ月 ITパスポート取得
7ヶ月 3級ウェブデザイン技能士
8ヶ月
9ヶ月
10ヶ月
11ヶ月
12ヶ月 3級ウェブデザイン技能士取得
1年1ヶ月 基本情報技術者
1年2ヶ月
1年3ヶ月
1年4ヶ月
1年5ヶ月
1年6ヶ月 基本情報技術者取得
1年7ヶ月 2級ウェブデザイン技能士
1年8ヶ月
1年9ヶ月
1年10ヶ月
1年11ヶ月
1年12ヶ月 2級ウェブデザイン技能士取得
2年1ヶ月 応用情報技術者
2年2ヶ月
2年3ヶ月
2年4ヶ月
2年5ヶ月
2年6ヶ月 応用情報技術者取得
2年7ヶ月 Googleアナリティクス個人認定資格
2年8ヶ月
2年9ヶ月 Googleアナリティクス個人認定資格取得
2年10ヶ月 Google広告認定資格
2年11ヶ月
2年12ヶ月 Google広告認定資格取得

3年計画でグロースハッカーの見習いが完成します。

学習書籍

資格ごとに書籍をピックアップしましたので必要に応じて購入して学んでみてください。他の出版社のものも色々と試しましたが、最終的にアイテックに落ち着いたので、情報処理技術者試験に関してはオススメの出版社はアイテックです。ウェブマーケティングに関する書籍はマンガ風のものが多くでているので非常に読みやすくエッセンスを取り入れることができます。世界を知るにはもってこいです。

ITパスポート ITパスポート試験対策書 第3版 (試験対策書シリーズ)
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基本情報技術者 2019 基本情報技術者 午前試験対策書 (試験対策書シリーズ)
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基本情報技術者 2019基本情報技術者午後試験対策書 (情報処理技術者試験対策書)
2,592円
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基本情報技術者 2019春 徹底解説基本情報技術者本試験問題 (本試験シリーズ)
2,160円
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応用情報技術者 2019 応用情報・高度共通 午前試験対策書 (試験対策書シリーズ)
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応用情報技術者 2019応用情報技術者午後問題の重点対策 (重点対策シリーズ)
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応用情報技術者 2019春 徹底解説応用情報技術者本試験問題 (本試験シリーズ)
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2級ウェブデザイン技能士 初めてのJavaScript 第3版 ―ES2015以降の最新ウェブ開発
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学習ウェブサービス

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Progateだから楽しめる
初心者からできる
プログラミング学習
Progate 980円/月 https://prog-8.com/
3分動画でマスターできるプログラミング学習サービス ドットインストール 980円/月 https://dotinstall.com/
オンラインコース – いろんなことを、あなたのペースで Udemy コースによる

セール時1200円など/買い切り

https://www.udemy.com/ja/

まとめ

ざっくりではありますが、私がこれまで学んできた内容や私がこれからのグロースハッカー(ウェブエンジニア × ウェブアナリスト)には必要だと感じている学習内容をまとめてみました。

書籍などはどんどん古くなっていくものではありますが、よくまとまっている書籍は学習には非常に効率的です。網羅性の高い書籍を読み解くことで理解度が一気に高まっていきますので、地道に知識のストックを増やしていきましょう。

また、インプットの学習だけではダメなので、実務で実際に手を動かして活かすことを通して実際に自分のスキルに変換していく努力も別軸で必要です。まだ会社に勤めることができていなければまずは会社に勤めるところにもチャレンジしましょう。ただし、会社に入るためには多少の学習から作品を作るなどの努力も重ねる必要があります。

とにかくまずはやってみることが大事です。やってみるうちに感覚がつかめてくるものなので、何か感じることがあれば常時修正を加えながら学習を進めていってくださいね。

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