調査・研究レポートReport

投稿日:2019年3月19日

Webコピーライティング協会主催のデザイナー・ライター交流会に参加

今日は名古屋の栄で開催されたWebコピーライティング協会主催のデザイナー・ライター交流会に参加してきました。メンバーは全員で4名とすこし少なかったのですが、その分密に交流を深めることが出来たので、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。と思わせつつ、僕にとってはかなり刺激的な会となりました。

栃本さんのお話を伺って

Webコピーライティング協会主催の栃本さんはマーケティングに非常にお詳しく様々なマーケティングに関する概念や方法論などお話いただくことが出来ました。自分なりにも普段は色々とマーケティングなど集客手法については考えてはいたものの、実際に手を動かせていない領域が多すぎたものですから、それらすべてにおいて自分の前を走っている先輩という意味でマーケティングの先生、まさに見習うべきものしかないと言えます。

ご自身でもマーケティングに関するスクールを運営されていたりだとか、ウェブを活用したマーケティングパッケージの販売などをされているようで、同業者としてそれらのお話を何気なく伺うだけでも僕のような実際に経験まで繋げることができていない初心者にとっては学べるものが大きすぎました。特に自分に最も足りない領域としては、マーケティングに関する各論の知識もそうなのですが、頭の中になんとなくぼんやりとした理論はあったとしても、それら知識を実際にお客様の運用に落とし込んで実行していくということの難しさを乗り越えていく行動力などはまだまだ僕に不足している部分です。見習うべきことが多くあります。

Webコピーライティング協会

https://www.facebook.com/wcta1101/

Webコピーライティング協会のFacebookページは上記となります。交流会も毎週開催されているようなのでご興味のある方はぜひご参加ください。コピーライティングなどをはじめとしたマーケティングについての刺激的なお話をお伺いすることができます。あなたも名古屋近郊にお住まいであればぜひ刺激を受けに一度ご参加ください。コピーライティングとありますが、コピーライティングだけにこだわらずマーケティング全体についても学ぶことができます。

マーケティングの先生から確実に出てくるキーワード「フロント商品」と「バックエンド商品」

栃本さんもマーケティングについて最も重要なのは商品やサービスであるということで、以前勉強会でお世話になった加藤さんと同じことをおっしゃっていました。マーケティングの概念をきちんと押さえている方にとってはそれがやはり常識なのかもしれませんね。フロント商品からバックエンド商品までを設計し、ラインアップとして流れるような営業展開に乗せていくプロセスを僕自身も早く試してみる必要があるように思います。

逆に考えればこの設計ができていない状態ではいくら頑張っても経済的には豊かになりません。お客様の利益を追求することも必要ですが、営業戦略としての商品戦略の重要性がここでも語られることとなり、その重要性を再認識することにつながりました。

加藤さんにしても、栃本さんにしても、二人のマーケティングの先生が商品・サービスの重要性について指摘されるので、やはりマーケティングにおいて最も重要な視点としては商品・サービスではないかと言えるのではないかと思います。

栃本さんの運営サイト「ウェブ集客仕組み化の教科書」はこちらです。

https://www.tochimototsuneyoshi.com/

加藤さんについての記事はこちらにありますので興味あれば覗いてみてください。

https://flares.jp/digimag/web-marketing-traning-with-kato-vol-03/

マーケティングとは「集客」のことではない

自分の強みを考えるとウェブが作れる、ウェブで集客できるといったことが真っ先に思い浮かびますが、私はやはりウェブに偏っていると指摘されて確かにそうだなぁと感じました。ウェブに偏るとはどういうことかと説明すると「ウェブを活用した集客手法」=「マーケティング」というプロモーション戦略の部分だけにフォーカスすることによって商品・サービス戦略がおろそかになってはいけないということが言いたかったのだと理解しています。

栃本さん「Wikipediaでマーケティングを調べたことある?」

他のメンバー「ありません。」

という会話が会の中であったのですが、実際に私も先ほど調べてみました。その内容は以下の通りです。

マーケティングmarketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。(Wikpediaより引用)

更には、以下のようにあります。

一部のビジネスの現場やマスメディアにおいては、広告宣伝、集客や販促活動のみをマーケティングと捉える傾向が強いが、これは本来戦略的なマーケティング活動の意味からすれば極めて限定的な行為を指すものであり、誤解であるといえる[2]。この誤解は、マーケティングという言葉・概念の普及過程において、企業の宣伝担当部門などがマーケティング部などと名乗ることが多かったため、その部門の担当業務を指すと誤って捉えられたと考えられる。(Wikpediaより引用)

これは栃本さんが私たちに訴えたかったことそのままですね。現状のウェブ業界におけるプロモーション先行のマーケティング論が悪害であるということを物語っています。

更にSEOやエンジニア界隈では有名なマナブさんのブログの昨日(2019年3月19日)の記事にこういったものを見つけてしまいました。

【簡単】2019年のSEO対策は「3つのポイント」を抑えたらOKです

SEOに興味がある私のGoogleDiscoverにあがってきた記事ではあるのですが、SEOの勉強しようとして読んでみた結果、この記事の最後になんて書いてあったと思いますか?

SEOで劇的に成果を上げているマナブさんの言葉としてなんと「SEOに時間をかけるのは無駄です」と書いてあります。そして以下のように続きます。

大切なことは「①商品力を高める→②わかりやすく発信する→③SEOも少し気にする」くらいの重要度です。

商品・サービスの集客を行うためだけに作られたコンテンツには価値がない

今日交流会に向かう途中の電車の中でこの記事を読んでからのまさかのマーケティングにおける商品の重要性の話をお伺いできたものですから、すべての線がつながっていくわけです。おそらく世の中的にも本当によい商品やサービスが開発準備でき、営業展開できた方々が成功する時代がすぐそこに来ているのだと思います。いえ、今オンタイムでそのような時代の最中ではないかと思います。

これは「商品やサービスを販売するためだけに作られたコンテンツにはもう価値がない」と言い換えることができるのではないでしょうか。

商品やサービスの質を高めることこそがすべてであると言い切ることができると思いますし、逆に商品やサービスがすぐれたものでなければ何をやってもダメだということだと思います。

「本物が勝つ時代」が来ていますね。

ソーシャルメディアによる情報発信が主流の現代

CMS不要論、SEOは現実的に無理なんです

上記までの話は少し置いておいて、もう一つ得た新しい知見として以下をご紹介させてください。

ソーシャルメディアによって情報発信が盛んにおこなわれるようになってきている現代です。もちろんSNSのアカウントを育てるということは必要にはなりますが、ソーシャルメディアはSEOなどに取り組むよりも時間的な面で短期的に集客効果を上げることが可能な集客チャネルであるとそう感じています。

個人的には文章を書くのが苦にならなかったり楽しいと思えたりするので、SEOの方がひたすら記事を書いていけばいいという意味で気持ち的に楽なのも現実なのですが、すべての方々が自分のように記事を書くことに抵抗がないとも考え難いと思っています。要するにソーシャルディアを有効活用しようとしている方が「楽」だと感じる方も一定数いるのではないかということです。

この影響かどうなのかわからないのですが、近年においては WordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入せずに、ピュアなHTMLによるウェブサイトの制作が大企業などを中心に主流になっているという現実をなんとなく風のうわさでよく聞くのです。もちろんコンプライアンスやリスクマネジメントなどセキュリティ面での影響もあるかとは思いますが、この流れを勘案するに、ソーシャルメディア活用による集客の展開が容易になっている現代においては確かにCMSは不要なのではないかと思うこともあります。

CMS = SEO という認識が私の中にあるのですが、CMSとは主にWordPressなどのブログによって集客用コンテンツを量産するための仕組みです。ただ、やはりSEOには圧倒的に時間もコストもかかるという現実があります。実際に私が4か月間現状SEOを実践/継続していますが、まだまだ成果という名の芽は出ません。

先ほどのマナブさんのブログにも1日1記事のペースを維持した上で1年くらいは継続しないとダメだと書いてありました。要するに「365記事くらいは書かないと成果がでない」ということに言い換えられるのではないかと思います。

私の住む三重県の多くの企業様も対象にはなるとは思うのですが、顧客層が地域に住まう方々に限定されるローカルビジネスの場合にはビジネスモデル的に投資費用対効果の面で投下した資金が回収できない場合も少なくないでしょうからSEOの専門家に執筆を依頼することなども厳しいのが現実だと思います。特に地域の中小企業においてはその傾向が強いでしょう。だからと言ってライターでもない方が自分で記事を書くのも相当敷居が高い。要するに打つ手がない。

地方の中小企業においてエンジニアやデザイナーは不足しているが、もっと深刻なのはライターの不足である

SEOで成果を出すためには継続的なコンテンツの制作が必要になってきます。最近では動画SEOなどという新しい領域もでてきているので、動画を作るための人材でもSEOを行うことは可能でしょう。従来のSEOを行うにあたっては絶対に必須となるのは記事の書き手です。すなわちライターと呼ばれる職種の人材が必要です。

ここでオフショア開発という言葉が数年前に流行りましたが、名古屋の制作会社などでもオフショア開発を行っている会社が増えてきています。オフショアとは国内よりも安い人件費で人が雇える国に仕事を発注することによって人材確保の問題と人件費削減の両面を解決できる優れた手法のことです。要するに海外にデザインやコーディングやプログラミングの仕事を発注する企業が増えてきています。

でもまぁ、そりゃあそうですよね。国内には特にエンジニアが不足しているという現実があるのですから、その人材難を海外に求めるのは必然です。500名規模の制作会社であっても中のエンジニアが3名しかいないといった現実が普通にある時代なのです。これは一般的なことだということが多方面からのお話をお伺いしていると分かってきました。三重にも名古屋にもそれだけエンジニアが居ないし、この現実はこの先さらに深刻なものになっていくと言えるでしょう。

更には日本の国策として外国人の活用に関する法律も徐々に整備されていくことが予想されていますが、プログラミング言語やデザインドキュメントなど、言語によらない共通認識が持てる成果物に関してはそれでよいのです。しかし、ライターの仕事はどうでしょうか。言語という大変大きな壁があります。日本に住んだことのない外国人の方が日本市場に通用するクオリティの日本語記事が書けるケースはそう多くないと想像できますので、この場合どうしても日本国内の人員によって記事の執筆を行った方が記事の品質担保が容易になると想像できます。

ライターの人材不足は本当に深刻です。そんなライターの一人に私はなりたいと考えていますので執筆のご依頼があればお気軽にご相談ください(何でここで宣伝…汗)。

まとめ

このような感じで色々と考えることが多くあり、刺激的な交流会となりました。特に意識高い系を演じているわけでもなく素の自分がこれなので、ある時は子供じみている態度を露出させてしまったり、一人の大人としての対応が足りないときなどが多くある点はまだまだ人前に出るという経験が足りていないという現実が如実に表れてしまう点が非常に残念なのですが、そんな私を寛容に受け止めてくださり、楽しいお話の時間を共有いただけた参加者の方々には感謝しかありません。

また、マーケティングの各論やウェブ業界の話などについても深めることが出来ましたし、新しい知見を得られるきっかけにもつながった良い交流会となりました。普段からデスクの上のモニタに向かってずーっと仕事をしている身としては、人と会う時間が本当に貴重ですし、良い刺激につながっています。

半年前くらいまでは人と会うたびに感化されては自分の進むべき道がブレブレだったことを覚えているのですが、今現在はぶれなくなったところを見ると自分自身も少し成長したとそう思います。今年の1月の抱負を語っていたタイミングではまだまだ定まらないことも多かったのですが、ブログ執筆を通して考えを整理することを続けた結果、eラーニングを作るというところで心が決まってからはもう一直線です。

後は小規模事業者持続化補助金でも取れれば最高なのですが、2回目の採択を受けられるかどうかは、私の熱意を事業計画書に落とし込むスキル次第というところですね。魅力ある方々と出会う度に自分の小ささに触れてこんなもんじゃダメだということで何倍も頑張れる自分を見つけることができるので、今日明日からもまた頑張ろうと思います。

まずは3月を乗り切るのが大変なのでお客様にご迷惑をおかけしないように努力したいと思います。

最後になりますが、勉強会にお誘いいただける場合には予定が合えば基本的には参加するようにしています。FBで勉強会のお誘いを飛ばしていただくだけではなく、ぜひともお気軽にダイレクトメッセージなどもいただけると非常にうれしいです。学びを通して良い交友関係を築いていくことを今後も継続したい私でもありますし、もっと高みを目指して色々と楽しみたい私です。

FLARESへのご相談・ご依頼

制作依頼・サービスについて不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください

資料ダウンロード

会社やサービスに関する資料ダウンロードをご希望の方は右の資料ダウンロードページからご利用ください。

採用情報

採用応募をご希望の方は応募フォームからご応募ください。

採用サイトへ