投稿日:2018年11月23日
【2018年版】制作者のためのWordPressプラグイン31選 – FLARES CODING SELECTION
この記事では、FLARES CODING としてコーディング代行のお仕事を始めて1年と数ヶ月が経過しますが、ここらで私が毎回利用しているプラグインをまとめてご紹介します。
弊社のコーディング代行サービスはこちらです。
ダウンロード
一括ダウンロードできるように以下にファイルをまとめておきました。新規構築時に一括でダウンロードして、解凍して、Pluginsフォルダに放り込んで、まとめてアップデートすればお手軽に制作に必要なプラグインを導入することができます。
WordPress Plugins FLARES SELECTION 一括ダウンロード
FLARES SELECTION 2018 に含まれるプラグインの一覧
- Advanced Custom Fields PRO
- Custom Post Type UI
- Classic Editor
- TinyMCE Advanced
- Contact Form 7
- Contact Form 7 add confirm
- Flamingo
- zipaddr-jp
- Akismet Anti-Spam
- Cookie Notice
- Imsanity
- Smush
- Regenerate Thumbnails
- Instagram Feed
- SiteGuard WP Plugin
- Coming Soon Page & Maintenance Mode by SeedProd
- BackWPup
- All-in-One WP Migration
- Better Search Replace
- Autoptimize
- Yoast SEO
- Google XML Sitemaps
- Show Current Template
- WP-PageNavi
- Post Types Order
- Duplicate Post
- Redirection
- WP Multibyte Patch
- Peter’s Login Redirect
- Custom Post Type Permalinks
- Stop the Bokettch
各プラグインの機能と役割
それでは、ひとつずつ機能や役割について見ていきましょう。
Advanced Custom Fields PRO
以前はモンキーレンチさんが開発されたSmart Custom Field を利用していたのですが、こちらを利用を指定されて一度使ってみたらもう他のプラグインには戻ることができなくなってしまいました。
名前の通りこのプラグインはカスタムフィールドの実装に利用します。リピーターフィールド(繰り返し項目)や選択項目の状態によって表示する項目を変更するフォームが組めるなど、他のどのカスタムフィールドを扱えるプラグインよりも機能が充実しています。
現状では、とりあえず有料版であるPROを購入して慣れておけばだいたいのことはできてしまうので、他のカスタムフィールドのプラグインを覚える必要はあまりありませんと言い切っておきます。
なお、プロ版は有料なので上記のダウンロードの中には含まれていませんのご注意ください。
Custom Post Type UI
カスタム投稿タイプとカスタムタクソノミーを実装するためのプラグインです。functions.php を触らなくても管理画面上でカスタム投稿タイプを作成できるお手軽さが良い点です。また、世界中でよく利用されるプラグインなので利用者が多く、こちらのプラグインを利用して実装すれば別の人がサイトをカスタマイズする際にも理解が容易になるという点もよい点ですね。functions.php を触らない前提だと最もポピュラーなプラグインになるので、こちらを選んでおけば間違いはありません。
ただ業界毎に同じ構成で何度もサイトを作る場合などには、プラグインとして投稿タイプやタクソノミーのセットを実装してしまった方が再利用性が高くて開発工数を減らせるので使い方次第だと思います。
Classic Editor
エディタ関連プラグインです。
Gutenberg が標準になるバージョン5.0以降も現状と同じWYSIWYGエディターであるTinyMCEを利用するために必要なプラグインです。 5.0以降でもクラシックエディターを利用できるようにするために今のうちからインストールだけ済ませておきましょう。
TinyMCE Advanced
エディタ関連プラグインです。
クラシックエディターの機能を拡張するためのプラグインです。標準機能だと少し機能が少なくてビジュアルエディタでできることが少ないので、ひとまずこちらのプラグインを入れておけば投稿の編集の幅が多少広がります。
Contact Form 7
フォーム関連プラグインです。
世界で最も広く利用されているWordPressのためのお問い合わせフォームプラグインです。私はお問い合わせを実装する際には、Contact Form 7を標準で利用しています。用意されているフィルターフックを利用したカスタマイズも容易にできます。
後述する Akismet と Contact Form 7 に組み込まれている reCAPTCH を組み合わせてスパム対策を行っています。
reCAPTCH の導入手順はGoogleが準備しているページに従いましょう。
Google reCAPTCH
https://www.google.com/recaptcha/intro/v3.html
Contact Form 7 add confirm
フォーム関連プラグインです。
Contact Form 7 に確認画面を追加するためのプラグインです。特別に確認画面を求められた場合に導入します。
日本の慣習では確認画面はあるものだというのが一般的ですが、私個人的には確認画面は不要だと考えています…
Flamingo
フォーム関連プラグインです。
Contact Form 7 から送信されたデータを蓄積するためのデータベースプラグインです。送信されたデータを後から確認する用途や、送信されたデータをサイトに表示させたい場合などに利用します。
zipaddr-jp
フォーム関連プラグインです。
Contact Form 7 の郵便番号項目入力時に住所を自動補完するためのプラグインです。id属性を付与するだけでお手軽に実装できるので重宝しています。
Akismet Anti-Spam
フォーム関連プラグインです。
Contact Form 7 からのスパムを撃退するためのプラグインです。少し手順は必要ですが、簡単かつ無料で利用できるのでこちらのプラグインも重宝しています。
Cookie Notice
GDPR対策でヨーロッパ圏からのアクセスに対して情報取得の確認を行います。
Google Analytics などで情報を取得する場合にはひとまず導入を行っておきましょう。
Imsanity
メディアファイル関連のプラグインです。
画像アップロード時に一定サイズ以上の巨大な画像を縦横比を維持したまま一定のサイズまでリサイズしてくれるプラグインです。巨大なサイズをアップロードすることによるディスクサイズの圧迫への対策としては有効です。
アップロード先にはオリジナルサイズは保持されないので注意してください。
Smush
メディアファイル関連のプラグインです。
画像ファイルのアップロード時に画像圧縮を行ってくれるプラグインの中では、無料で利用できるので重宝しています。
サーバーと通信して圧縮を行うので、多少時間がかかるので注意してください。次のRegenerate Thumbnails などで再生成をかけたときなどには、ものすごーく時間がかかります…
Regenerate Thumbnails
メディアファイル関連のプラグインです。
画像の再生成を行うためのプラグインです。WordPressはメディアファイルのアップロード時に設定されているメディアファイルを一式作成する仕組みなので、アップロードされた後にadd_image_size() を functions.php などに追加してサイズを追加しても、画像が作成されていないので想定通りのサイズで表示がされないといったことが起きます。
画像のサイズを追加した後に画像を作り直したいときに利用しましょう。
Instagram Feed
Instagram をサイトに表示させる方法はいくつかありますが、中継するサービスへのリンクになってしまったりして困る場合があります。このプラグインを利用すれば、お手軽かつ Instagram 本家へのリンクを張ってくれるので非常に重宝しています。
SiteGuard WP Plugin
セキュリティ関連のプラグインです。
このプラグインを導入しておけば、ログインURLが変更され、ログイン画面にCAPTCHが追加されます。
無料版の範囲内でもお手軽にログインに関するセキュリティを高めることができるのでとりあえず有効にしておきましょう。
Coming Soon Page & Maintenance Mode by SeedProd
Coming Soon Page, Maintenance Mode & Landing Pages by SeedProd
メンテナンスモードを有効にする場合に利用します。
メンテナンス中はメンテナンス中の旨の表示を出すことができ、ログイン状態でのみ開発中のサイトを閲覧することができるようになります。ログインしていないとメンテナンス表示になります。
BackWPup
バックアップ関連のプラグインです。
自動バックアップを簡単に設定できるプラグインです。バックアップ時間や周期は任意に設定可能ですが、毎日バックアップを行うことをオススメしています。1週間分くらい保存しておいて、問題が発生したときには瞬時に元の状態に戻せるようにしておきましょう。
All-in-One WP Migration
サイト移転時に利用するプラグインです。
データベースファイルのダンプとリストアが簡単にできます。ローカル環境で制作したWordPressを本番環境にもっていくときなどにも利用します。
Better Search Replace
サイト移転時に利用するプラグインです。
データベース内を検索して文字列を置換することができます。サイト移転でURLが変更になった場合などに利用します。
Autoptimize
速度改善に関するプラグインです。
HTML、CSS、JS の各ファイルを圧縮したりファイルを一つにまとめたりしてくれます。
他の速度改善系のプラグインと一緒に走らせるとかえってパフォーマンスが落ちたりするので、PSI(PageSpeedInsights)で実際に実測しながら調整してみてください。
Yoast SEO
SEOと制作支援に関するプラグインです。
All In SEO Pack と双璧を成しているSEOプラグインですが、評価と利用されている絶対数はこちらの方が上です。アーカイブページもSEOの設定ができるのが特徴になっています。
また、パンくずを生成する機能もあるので、標準的なパンくずを利用する場合にはこちらのプラグインを利用しています。
Google XML Sitemaps
SEO関連プラグインです。
Googleのクローラー対策で、XMLサイトマップの自動生成とサイトが変更されたときにロボットへの通知を自動で行ってくれるプラグインです。あまり更新されないコーポレートサイトでは効果はあまり発揮できませんが、ブログなど更新が多くあるサイトでは強力なツールになります。
Show Current Template
制作支援系プラグインです。
制作時に現在利用されているテンプレートファイルを管理バーに表示してくれます。テンプレート階層に従って制作を行っていくことは基本ですが、表示してもらえるとわかりやすくて助かりますね。
WP-PageNavi
制作支援系プラグインです。
ページネーションを実装するためのプラグインです。管理画面で設定して呼び出すだけでいいので、コードを書く量を減らしてくれるし、微妙な表示変更も管理画面から行うことができます。
Post Types Order
操作支援系プラグインです。
投稿やタクソノミーの並び替えをドラッグアンドドロップで行うためのプラグインです。エンドユーザーさんが簡単に投稿を並び替えたいといった要望がある場合などに重宝します。私は制作時に基本的にはすべて有効にしていまいますけどね。
Duplicate Post
操作支援系プラグインです。
投稿を複製するための最もポピュラーなプラグインです。
Redirection
リダイレクトを貼るためのプラグインです。
基本的には .htaccess などを利用してサーバーレベルでリダイレクトをかけますが、WordPress管理内で特別に取り出してリダイレクトを張りたい場合などに利用します。
WP Multibyte Patch
WordPressでマルチバイト文字(日本語など)を扱う場合にとりあえず有効にしておくとよいプラグインです。デフォルトでは無効になっているのでひとまずすぐに有効にしましょう。
Peter’s Login Redirect
簡易的な会員制のページを実装するときに活躍してくれるユーザー毎にログイン時のリダイレクト先を制御するためのプラグインです。私が所属する合唱団のサイトでは団員専用のユーザーを作成し、こちらを利用してログイン時に管理画面に飛ばさずに特定ページにリダイレクトさせることで団員専用ページを実現しています。
Custom Post Type Permalinks
カスタム投稿タイプのパーマリンクをPHPを書かなくても変更することができるプラグインです。といってもこのプラグインを利用する場合のよくあるケースとしては、カスタム投稿タイプスラッグの次にカスタムタクソノミースラッグが来てさらにその次にタームのスラッグが来るという3階層のURL(/post_type/taxonomy/term/)を生成する場合によく利用します。例えば建築会社の施工実績なんかを例に挙げると、/works/works_category/simple-modern/みたいなURLを作るときに使いますね。
Stop the Bokettch
制作中はGoogleなどのクローリングをブロックするためのチェックを入れることが多いですが、このチェックの外し忘れ対策です。チェックが入っていると管理バーに大きく赤くブロックしている旨の表示がでるので、目視での確認が容易になるので「いつまでたっても検索エンジンにヒットしないんだけどどうなってんの?」ってお客様からお叱りを受ける機会が減るかと思います。
まとめ
プラグインの簡単なご紹介は以上です。
このほかにも便利なプラグインがあればぜひ教えてください。
これを使うと制作の効率が劇的に上がる!とか、ウェブサイト運用上効果絶大!ってのがあれば知りたいです!
追記:2019年1月9日
- プラグイン二つ追加して、最新版にアップデートしました。
- プラグインの保存場所をGitHub(https://github.com/shinroh/wordpress-plugins-for-flares)に移動