調査・研究レポートReport

投稿日:2019年1月13日

SNS(facebook, LINE, twitter)の予約受付機能を調べてみました

お客様からfacebookとtwitterとLINEでの予約ってどうやって実現するのか?とお問い合わせをいただきましたので少し調べてみました。試せるものは簡単に試してみたので以下にまとめます。

facebook における予約受付

facebookにはコールトゥアクションと呼ばれるfacebookページに予約受付のボタンを設定する機能がありますので、そちらの機能を利用して予約を受け付けするためのボタンを設置してみることにします。

まずはfacebookページにあるボタンの編集から予約ボタンの設定を行っていきます。

ボタンの種類を予約にします。

facebookでの予約を選択します。

予約を受け付ける時間を設定します。デフォルトの時間設定はfacebookページの設定からの引用になります。

予約確定の設定を変更します。

  • 予約の承認:承認が必要かどうか
  • 事前予約:何日前から予約を受け付けるか
  • Googleカレンダーに同期:予約時のGoogleカレンダーと同期させるか

予約可能なサービスの選択

未登録の場合にはサービスを新規登録してください。

基本設定完了で、リマインダーとフォローアップメッセージの設定を行えます。

それでは予約ボタンをテストしてみましょう。facebookページにある予約ボタンをクリックしてみます。

サービスを選択します。

予約日時を選択します。

連絡先とメモを入力して予約リクエストをクリックします。

これで一通りの予約の流れは完了です。

予約されたデータをfacebookページの予約から確認してみます。
先ほど送信したリクエストが予約に表示されていますね。

右側のスレッド部分から予約を確定をクリックすれば完了です。

無事に予約確定できました。

なお、予約をキャンセルしたい場合などには、詳細を見るからメッセージを添えてのキャンセル手続きを簡単に行うことができます。

facebookの予約受付機能は、基本的にはfacebookページ内での管理となりますが、googleカレンダーとの同期(連携)にも対応している点はポイントが高いかと思います。私のお客様で予約管理をGoogleカレンダーで行っていて、そのカレンダーをサイトに掲載しているといったサロンさんは実際にありますからね。

以上がfacebookにおける予約の大まかな流れでした。

LINEにおける予約受付

LINEにおける予約受付とは、特に何かの機能を利用するわけではなく、単純にLINE@アカウントへメッセージを送ることによって実現するかたちになるようです。したがって、店舗のLINE@アカウントと友達登録を行うためのリンクやLINE@とメッセージをやり取りするためにLINEが立ち上がるためのボタンをサイト上に設置することによって実現するケースが多いようです。

友達や家族とLINEするような感覚で店舗に質問したり予約したりする」といった使い方になるのでしょうから、スマホやLINEを使い慣れたユーザーからするとぐっと敷居の低い予約方法になることは間違いないと思います。

なお、LINE@のアカウントは無料プランで使える範囲もありますが、ベーシックのプランだと2019年1月14日現在で、月額5,400円(税込)が必要になるためランニングコストが発生する点も注意が必要です。

LINEの料金プランに関する詳細はこちらをご確認ください。

https://at.line.me/jp/plan

twitterにおける予約受付

twitterのDMを使って予約を行うためのプラットフォームを探してみたのですがうまく見つけることができませんでした。

DMを扱うためのAPIがtwitterにはあるので、ダイレクトメッセージボットを作成することは可能だと思いますが、これらを制作するためのツールがほとんどなかったりだとかで、自分で1からコードを書いて作成する必要があるという点で、少し敷居の高いものとなっています。

それに比べてfacebookやLINEなどは簡単に予約の仕組みが実現できるような環境が整っているため、そちらにユーザーが流れている状況かと思います(流れているというよりもTwitter自体がDMボットに力を入れていないとでも言うべきですかね)。

結論として、twitterにおける予約受付は前例も多くなくあまり現実的ではないというのが現状での答えになりそうです。

ただ、実現するとすれば、LINE@の場合と同じく、単純にDMで受けつけてます!ってことを謳うだけでよいかなぁと思いますし、それ以上はコストの割に見合わないんじゃないかと思います。

まとめ

facebookに関しては、メッセンジャーと連携して予約を完結できるのでfacebookをメインで利用しているユーザーにとってはとても便利な機能かと思いますが、facebook以外にもLINE予約やtwitterのDMボットなど、予約を受付するためのSNSプラットフォームは様々です。

これらを手広く展開することもユーザーのことを考えるとよいかもしれませんが、実際に店舗側が運用する側の負荷を考えた場合には、予約のプラットフォームは極力絞ったほうが楽ができるとは思います。

ユーザーのことを考えるあまり手広く展開しすぎて仕事が大変になってもいけないので、バランスが大切かなと思いました。

主要な予約チャンネルを決めて、ユーザーをそちらに誘導することによって、情報管理の効率を高めて、スマートに予約の管理を行える状態にしていくことが必要かと思います。

そのためには、主要に利用するプラットフォームをどれにするか選ぶ必要があるため、ユーザー層の質やユーザーの人数など、様々な角度から検討を行い、適切なプラットフォームを選択することがまずは重要かと思います。

最後に、これらSNS経由での予約受付について、業務の最適化のフェーズに入るとすると、これら各種SNSの問い合わせデータを抜いてきて1つの管理アプリに統合するってことができれば面白いかなぁとは思いました。それぞれAPIが公開されていると思うので、そういったものを開発できれば広く便利なツールになるのかなぁといったところではありますね(まぁ、お客様からぐいぐい作ってくれと依頼されるまでは私個人では動きませんが)。

以上、3つのSNSプラットフォーム上での予約受付機能についてでした。

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