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読書レポート – 考える技術・書く技術

YAMAGUCHI Shin

最近論理的に相手に物事をわかりやすく伝えられる文書を書く方法を研究しているのですが、そのとっかかりとしておすすめされた書籍が今回レポートの対象となっているバーバラ・ミント著の「考える技術・書く技術」という書籍です。こちらの書籍を読んで感じたことなどを簡単にまとめてみたいと思います。

伝えたいことはピラミッド構造にまとめる

伝えたいことを「主張」と言いますが、この主張を頂点とするピラミッド型の構造で論理を展開していくことが重要であると書かれていました。そして、このピラミッド構造の上位のノードはその下位のノードの要約になっていないといけないという基本原則があります。

下位のノードがどのように上位のノードの理由付けや説明になっているかどうかについては、帰納法、演繹法、不明推測法などの手法がありますが、基本的には帰納法か演繹法を用います。

書籍の最後の部分に重要な部分がまとめられていましたので、それらについて少しだけ触れてみたいと思います。

重要ポイントの一覧

ピラミッドの鉄則

  • どのレベルであれ、あるメッセージはその下位グループ群のメッセージを要約したものでなければならない。
  • 各グループ内のメッセージは同じ種類のものでなければならない。
  • 各グループ内のメッセージは論理的な順序で配置されなければならない。

ピラミッド内部の関連性

  • メッセージは縦方向に関連性を持つ。(Q&A形式)
  • メッセージは横方向に関連性を持つ。(演繹法/帰納法)
  • 頂上ポイントは読み手の疑問に答える。
  • 導入部は読み手に疑問を思い出させる。

ピラミッドを作る

  • 主題(テーマ)を明らかにせよ。
  • 「疑問」が何かを決めよ。
  • 「答え」を書いてみよ。
  • 「状況」と「複雑化」によってその「疑問」が導かれるかどうかをチェックせよ。
  • 「答え」が妥当かどうかチェックせよ。
  • キーラインを埋める作業にとりかかれ。

導入部を書く

  • 「状況」を述べよ。
  • その状況で、「複雑化」が発生し、
  • その複雑化が、「疑問」を引き起こし、
  • その疑問に対し、あなたの文書が「答え」を出す。

理論的に理由づける

  • 演繹法は一本の理由付けラインで展開する。
  • 帰納法は類似の考えや関連する行動をグループ化する。
  • キーラインレベルでは、帰納法の方が演繹法よりも望ましい。

論理的順序の種類

  • 時間の順序(自分の考えを述べる時、プロセス・フローとして図示するならば)
  • 構造の順序(自分の考えを述べる時、構造にコメントするならば)
  • 重要度の順序(自分の考えを述べる時、分類を行うならば)

行動の考えを配置する

  • 各ポイントは最終成果物をイメージできる表現とせよ。
  • 同一結果を導くアクション群をひとつのグループとせよ。
  • グループ化の根拠になるプロセスや構造を明らかにし、その順序に従い配置せよ。
  • 見落としたアクション・ステップがないかどうかをチェックせよ。

状況の考えを配置する

  • 同じ種類で表現される考えをひとつのグループとせよ。
  • グループ化の根拠となる構造や分類を明らかにせよ。
  • 各ポイントを主語・述語を備えた文章形式に書き直した後、配置の順序を決めよ。
  • 見落としたポイントがないかどうかをチェックせよ。

グループの考えを要約する。

  • 行動の考えを要約する場合、それらアクション群を実行することにより直接得られる結果を述べよ。
  • 状況の考えを要約する場合、それらポイント群の類似性の意味を述べよ。

考えの類似性を発見する

  • 各考えがすべて同じテーマについて述べている。
  • 各考えがすべて同じアクションが必要とする。
  • 各考えがすべて同じ対象に対するアクションについて述べている。
  • 各考えがすべて同じ洞察結果を意味している。

行動の考えをリストする

  • 各ポイントを裸にし、類似のキーワードでグループ化せよ。
  • 各グループのレベル(階層)の違いを明らかにせよ。
  • 各ポイントは最終成果物をイメージできる表現とせよ。
  • アクション群の実行から直接得られる結果を述べよ。

状況の考えをリストする

  • テーマ(主語)、具体的状況(述語)、目的(目的語)、意味するものなのの類似点を発見せよ。
  • 各ポイントをできるだけ狭くグループ化せよ。
  • そのグループ化が何を意味するのか(推論)を述べよ。

問題を定義する

  • 問題が発生した分野を見えるように図式化せよ。
  • 今までの安定を覆すような出来事を述べよ。
  • 望ましくない結果(R1)を明らかにせよ。
  • 望ましい結果(R2)を具体的に述べよ。
  • その問題を解決するために、今まで何らかのアクションが取られたかどうかを明らかにせよ。
  • 分析の目的、すなわち分析により応えるべき疑問を明らかにせよ。

問題分析を構造化する

  • 問題を定義せよ。
  • 診断フレームワークを用い、問題分野の詳細構造を明らかにせよ。
  • 問題の原因を仮説的に設定せよ。
  • 設定した仮設の妥当性を証明(または否定)するデータを収集せよ。

まとめ

今お世話になっている企業さんとウェブサイト制作について考えるうちに文書作成の大切さが身に染みてきたので、その流れを汲んで文書作成の技術を学んでいるのが現在です。

今現在ウェブサイト制作に必要とされている技術群はデザインやコーディングなどの制作技術群にフォーカスを当てられがちですが、一番大切なのは、ウェブサイトを利用するユーザーに何を伝え、どうしてほしいかと言うメッセージが正しく伝わるかどうかです。

そのことに気が付いたので正しい文書作成技術について学んで、今後もより良いウェブサイト制作の技術力を深めていければと考えています。

文書作成や論理的に思考するための考え方が詰まっている書籍なので、ぜひ皆さんも学んでみてください。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
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