投稿日:2020年8月17日
誠実さとは?約束を守るとは?
約束とは何か
「約束をする」と「相手」は「期待する」
約束とは「期待に応えることを確約すること」
→ 契約も同じ
「期待」を裏切ることにより、
→ 相手は期待を裏切られたと感じる
「期待」に応えることにより、
→ 相手は期待に応えてくれたと感じる → 満足する
要するに、
「期待」とは、「どうこうしてほしい気持ち」のことであり、
大切なのは、「相手の気持ちを裏切らないこと」である。
- 期待させたら、「相手の期待に応えなければならない」
- 期待に応える気がないなら、期待させてはいけない
約束を守らないとどうなるか?誠実さを知る
YESと言って約束を守らないと相手は期待を裏切られたと感じ不幸感を抱く。
だから、YESと言ったら約束を守らなければならない。YESということの責任と重みを知らなければならない。
これが誠実さの正体ではないだろうか。
約束を覆しても良い例外
最終手段であり禁じ手
多くの場合、この禁じ手は使ってはいけないが、例外がある。
・最終手段を使ってもよい場合は非常に限られる。
→人が死んだり怪我をする可能性のある場合
→上記以外の場合には「人の心を弄ぶな」という意見に繋がる。
・もう一つ約束を破っても良い場合がある。
それは、ジョークである。
約束を守らない人ができるまで
・約束を守らない人がどのように出来上がるか?
人は期待を裏切られたと感じる経験を積むと、期待を裏切ることに寛容になり、負の循環が進んでいく。
断ち切る必要がある。
誠実な行動の流れ
目の前の人とまっすぐ向き合う。
↓
「目前の人の視野と気持ち」と「自分の視野と気持ち」を両方を見つめる。
・相手を見つめる
・相手が実現したいこと、相手がやりたいことはなにか?
・どのような思いを持っているのか?
・上記を実現するために自分に何をしてほしいのか?
・自分を見つめる
・自分の実現可能か?
・能力的に可能か?
・時間的に実現可能か?
・自分にやる気はあるか?
・それが好きか?嫌いか?
↓
・とにかくじっくり考える。焦らなくていい。
「約束」は想像以上に重いので、絶対に判断を間違えてはいけない。
↓
・いい加減な対応をしない。深く良く考えて返事をする。
・できないことをできると言わない。できないと伝える。
・やる気がないことをやると言わない。やらないと伝える。
・学校の先生が良く使う言葉
この文脈において人によって態度を変えてはいけないという理論がはまる
相手を優先することと自分を見つめることは違う
一般的に約束を守らない人は自分勝手に見えるものであり、現実的に自分勝手である。どうやったら自分な行動が止むかについて考えてみた。
相手を思いやって相手の期待に応えたいを感じた結果、相手の前で「YES」を振りかざしてしまったら、最後までちゃんとやりきることを徹底しなければならない。途中で放棄することは極論で詐欺罪である。
ここで大切なことは次の2点。
- 相手を思いやるなら最後までやり切れるかどうかを考えて、最後までやり切れる場合にのみYESと答えること。
- 最後までやり切れない場合にYESと答えると、相手を期待させてしまう上に約束が果たされない状況に陥る。これは債務不履行の契約違反である。
だから、気軽にYESと口にしてはいけない。
誠実に行動できない例
どうやら興味がないと感じてしまう目の前のことに関して、面倒臭いと感じたり優先度が低いと感じると向き合うことを放棄する傾向がある様子。
・原因1:遺伝的なもの、脳の特性によるもの。発達障害、アスペルガー、ADHDなどの可能性。
・原因2:発育上の問題。子供時代から親や友達の間で学ぶ機会がなかったのだろうか?まっすぐに人と向き合うということの大切さを知らない可能性。
社会と約束の関係、約束の優先順位
社会における約束の位置づけ
人は約束を守ることで何かを成し遂げてきた。
約束を守らない人であふれる社会になると、何かを実現することが難しくなっていく。
約束は何よりも優先する
約束を覆すには相手の同意が必要。
約束を覆したければ、覆した方が良い理由を誠実に相手に真っすぐ伝える必要がある。
相手にメリットがないのに理由を覆すということは基本的にはあり得ない。
これが約束における社会のルールではないだろうか。
所感
重くて深い。それが約束ではないだろうか。
昨日妻から「ようやく大学生くらいの感覚になってきたね。」と言われた。私はようやく今になって大学生くらいの責任感や誠実さを身に着けることができたようだ。