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読書レポート – デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕 イノベーションを導く新しい考え方

YAMAGUCHI Shin

2019年に発売された「デザイン思考が世界を変える」というタイトルの書籍があるのですが、まだ読んでいなかったので購入して読んでみました。内容としては基本的な「Dsign Thinking (デザイン思考)」の考え方について書いているのは当然なのですが、デザイン思考の考え方を理解するために必要な事例がふんだんに盛り込まれた素敵な内容でした。

デザイン思考の基本的な考え方

デザイン思考の基本フレームワーク

イノベーションの3つの空間

技術革新などで、何かを生み出そうとするときに下記のプロセスを経る必要があると書かれていました。これれらを「イノベーションの3つの空間」と呼んでいるようです。

  • 着想(インスピレーション)
  • 発案(アイディエーション)
  • 実現(インプレメンテーション)

着想から発案に至るアイデア出し制約に関する3つのポイント

このうち着想から発案に至るまでのアイデアを固めるプロセスで重要になる3つの制約があるとのこと。

  • 有用性(デザイアビリティ)
  • 技術的実現性(フィーザビリティ)
  • 経済的実現性(ヴァイアビリティ)

人間中心設計を行う上での市場調査とユーザー分析

デザイン思考では人間中心設計がデザインを行う上での基本だと言っています。人間中心で考える上でのプロセスを次にように定義していました。

  • 洞察(インサイト)
  • 観察(オブザベーション)
  • 共感(エンパシー)

洞察とは、日々の人の生活に目を向け感じることです。観察は、人々のしないことに目を向け、言わないことに耳を傾けることです。共感とは、他人の身になって考えることです。

人間中心でデザインを行う時に当たり前に行うこととして、3つのプロセスに分解をし、確実に押さえていくことが大事なのではないか?と思いました。

クリエイティブな思考を分解する

発散的思考と収束的思考

物事を発想する時のプロセスにおいて、思考にフォーカスしてみてみると次のような2つの思考があると言えそうです。

  • 発散(選択肢を生み出す)と収束(選択を行う)
  • 分析(選択肢の詳細を深堀する)と綜合(選択肢をつなぎ合わせる)

実験意欲と楽観主義

クリエイティブな組織に必要なことは次のことだと書かれています。

  • 失敗してもOK、とりあえず作ってみて感じることが大事
  • 状況が今よりも必ず良くなるという信念がなければ自由な発想は生まれない

なので、トライアンドエラーで前向きに実験を繰り返すことで、必ず何か良い未来が来ることを信じることが大切なのかなと思いました。

作って考えることが大事

プロトタイピングという言葉がありますが、未完成品を迅速に作成することによって、アイデアの素案を形にし、それによる着想(インスピレーション)を得ることができ、有意義な意思決定を積み重ねていくことができるかも?と書かれていました。

プロトタイピングに関しては製品だけが対象ではありません。

  • 製品やサービスのプロトタイピング
  • ビジネスのプロトタイピング
  • 組織のプロトタイピング

といった具合に、企業活動における多くのものに応用できそうです。

人の経験や心理にフォーカスする

後は、これらを経験として積み上げていくだけなのですが、その上で大切になることは、人がプロジェクトを行う上で、何を感じ、どう考えるかということについて十分に考えることだとしています。

上記を総合して考える上で、重要なのはやはり「人」の心や気持ち、感情についてしっかりと理解をすることが大事だと書かれていました。

まとめ

デザイン思考の書籍を読むと、著者のこれまでの数々の経験を疑似体験できますので、とても勉強になると同時に、視野が広がって新たな着想(インスピレーション)を得ることができるかもしれません。少なくとも、私はこの書籍を遠して、自分の将来について少し考えるきっかけを得ました。

物事をデザインすることは、もはやデザイナーの仕事とは言えない時代が来ているようです。私自身も小さな会社の経営者としてはまだまだ初心者ですが、製品サービスをデザインすることはもちろん、市場を知ることや市場を創ること、組織をデザインすることなど、デザインは企業活動とは切っても切り離せない存在になりつつあると感じています。

これからの未来を切り開くこと自体、「未来をデザインする」ということに他なりません。より良い未来を切り開いていくために、様々な視野から目の前の世界を見て、考え、人を幸せにするためにできることを考えていく必要があるように感じました。

もはや「人の幸せをデザインすること」は、すべての人にとっての常識ではないでしょうか。

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